ロボアドバイザーとファンドラップの異なる点はAIと人

   2021/10/21

近年は公的年金制度の維持が懸念されていることから、政府は国民自ら投資によって将来の資産形成を図ることを奨励しています。
ただ、投資といっても様々なものがあり、投資未経験者が自身で投資商品を選択して運用するのは、不安な気持ちがつきまとうものです。

そんな投資未経験者でもできる投資ツールに、「ロボアドバイザー」や「ファンドラップ」があります。

ロボアドバイザーとは

ロボアドバイザーとは、自分に適した「ポートフォリオ」を提案してもらえるサービスのことです。WEBサイトで年齢や資産内容、リスクに対する考え方など、いくつかの質問に回答するだけで、ポートフォリオが作成されます。なお、ポートフォリオとは、利用者の投資適性に即して、国内外の株式や債券、不動産、金などの金融商品に利用者の資産を配分するプログラムのことです。

なお、ポートフォリオを作成したり、ポートフォリオ通りに運用したりするのは、全てAI(人工知能)が行います。

ファンドラップとは

証券会社や信託銀行が販売しているファンドラップも、利用者からのヒアリングに基いて資産運用の具体策を提案をしてもらえます。ただ、ファンドラップの場合は運用担当者と相談しながら商品内容を決定し、運用を担当者に一任します。

ロボアドバイザーとファンドラップの違い

ロボアドバイザーとファンドラップはともに、資金の運用を任せることでは同じですが、主な相違点としては以下の3つがあります。

1.運用担当者
ロボアドバイザーはコンピュータに搭載されたAIが資金を運用します。資産配分が乱れた場合の調整もAIが自動的に行います。ファンドラップでは金融業者の運用担当者が資金を運用します。

2.コスト
ファンドラップは費用として、運用における信託報酬と、ファンドラップ口座の管理手数料がかかります。年間では口座資産の3%近い金額になるため、3%以上の運用益が無いと利益が出ないことになります。一方、ロボアドバイザーはAIが運用するため、人件費がかかりません。それが運用費用に反映しており、コストの面ではファンドラップの半分以下に抑えられます。

3.取扱商品
ファンドラップで運用される商品は基本的に、運用会社と同じグループ会社の金融商品が多くなっています。従って、資産配分が必ずしも利益計画と合致しないことが起こりがちです。

一方、ロボアドバイザーは国内だけではなく、世界各国の幅広い金融商品がポートフォリオに組み込まれています。商品内容がグローバル化していることで、商品的な側面だけではなく、世界という地域の経済状況を考慮して資産が配分されます。

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